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大工とスズメは軒で〇〇・・・

皆様こんにちは

夏真っ盛りの8月中旬、これだけ暑いと無意識に

軒先のちょっとした影に身を潜めてしまいますね。

突然ですが皆様は建物の外観を見る時、主にどこを見ます?

よほどのこだわりや興味が無い限り、全体をなんとなく・まんべんなく…?かと思います。

でもそんな中でも、「この建物は良いな」「う~ん・・・」などなど

明確な答えは無くとも、なんとなく良い・悪いの判別をされてるかと思います。

建物の印象を大きく左右するパーツの1つ「屋根」

社寺建築の様な力強く、雄大な曲線美

数寄屋(茶室)の世界では、深く薄く創り出される線は繊細で優雅

古民家でも土・竹・縄で作られた軒も特徴的ですね

住宅であっても様々なアイデアや工夫が織り込まれております

パッと見ただけでは目にも止まらない

雨樋で隠れ勝ちになってしまう僅かな場所

そんな軒先でもよく見てみると、時に非常に細やかな造りが施されております。

この繊細で細やかな線が折り重なる事で人は感覚的に「綺麗・美しい」を感じます。

大工の世界では、軒先を造る作業を「軒化粧」と呼び、繊細で重厚な軒ほど熟練の大工でも頭を抱え込みます。

ぜひ素敵だなと思うお家があれば、スズメ以外に軒で泣いてるのは誰か想像してみて下さいね。

建築ことわざ第一弾は永田でした♪

次回第二弾、谷さんよろしく~

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