こんばんは。工務設計部の谷です。
今回はとある現場の経過を見て頂こうかと思います。
「河川に面した納屋の家起こし工事」とでもいいましょうか。
状況は上記の通り、納屋の建物が傾いている。家起こしで調べたら当社が見つかったという事で
ご連絡頂きました。
川の反対側から。左の白っぽい壁の建物が今回工事した納屋です。
なんだか少し傾いています。。
いよいよ着工。土間を解体していきます。
奥の壁が河川側です。
解体していくと、、、!!!
土間の下には大きな空洞が!!
元々の石積みヨウ壁の頃から建っていたこの納屋。
途中一度傾きを直す工事をしたそうですが、その後20年くらいでこのような状態に。
原因は恐らく河川側への土砂の流出。
今回の工事では、杭を打ち、建物自体を杭でしっかりと支えるようにしました。
加えてこの大きな空隙には水のように流動性のあるモルタル、生コンを打設、
少しでも隙間を埋める方法をとりました。
一目見ただけでは分からない、工事を進めて初めてその状況が分かる。
あまりあっては困る事ですが、もしそのような状況になった時に
いかに早く、正しい対策が考えられるか。
一番不安なのは間違いなくお施主様。
状況をきちんと説明して、きちんとした工事を行えるよう今後も取り組んでいきたいと思います。
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